ノラネコぐんだんは大人気絵本で、現在絵本シリーズだけで12冊出ています。いたずらばかりするけどなぜか憎めないキャラクターが魅力的です。
シュールが好きな子どもさんにはぜひ読んでほしいです。今回はそんなノラネコぐんだんについて紹介します。

- パンどろぼうが好き
- 11ぴきのねこが好き
- ユーモア・シュールが好き
- 漫画のような展開が好き
- オチがわかっている作品が楽しい

面白すぎて全部の作品を読みました。
【期間限定】4月2日〜4月20まで、スシローとノラネコぐんだんのコラボ企画を開催!


お寿司に限定ピックがついていたり、ソフトドリンクの注文でミニバックとミニサイズのまめほんがもらえます。
ノラネコぐんだんとは?登場キャラクターを紹介


- ノラネコぐんだんは漫画の脇役だった?
- シリーズに出てくるキャラクターたち
- ノラネコぐんだんにはお決まりの型がある
- 絵本のイラストや文字が細かくて丁寧
ノラネコぐんだんのことを紹介します。順番に詳しく見てきます。
ノラネコぐんだんは漫画の脇役だった?
元々は4コマ漫画のキャラクターでした。
「がんばれ!ワンワンちゃん」と言う就職雑誌の漫画で、一生懸命仕事をするワンワンちゃんの邪魔をする脇役の猫として登場していました。



大人向けの漫画から生まれたキャラクターです。
ノラネコぐんだんに出てくるキャラクター


ノラネコぐんだん…8匹のネコの集団で、好奇心旺盛です。気になったことはやらずにはいられません。そして見よう見まねでなんでも出来てしまう器用なノラネコたちです。



よく見たらしっぽがないから猫ではないのかもしれません!


ワンワンちゃん…働き者の犬。飛行機を持っていたりお店を経営していたり他業種に渡り事業をしている偉い犬です。いつもノラネコぐんだんに破壊されます。


マーミーちゃん…ニワトリのロボット。いつも何か食べてる印象です。女の子でしょうか?


パッポヒ…ワンワンちゃんの家の鳩時計の鳥。実は双子の伝書鳩がいます。双子のパッポフも絵本に登場します。
ノラネコぐんだんシリーズにはお決まりの型がある
起承転結があって、毎回同じ展開になります。



またやらかすだろうなと思いながら読む絵本です。
- 好奇心のままやってみる
- 案外なんでも出来てしまう
- トラブル発生!ドッカーン!
- ワンワンちゃんから叱られる
- お詫びに働く
ワンワンちゃんが頑張っているところにいつも現れて、勝手にやりたい放題。そして「ドカーン!」とめちゃくちゃにして、ワンワンちゃんに叱られます。


「あなたたちはこんなことをして いいとおもっているんですか?」
「いいとおもってません」「ニャー」
「ではわるいことをしたと おもいますか?」
「おもいます」「ニャーニャー」
「よろしい ではこれからはたらいてもらいます」
このくだりはノラネコぐんだんシリーズではお決まりになっています。シリーズが出るたび、次はどんな事をノラネコたちがするのかな?と楽しみです。
絵本のイラストや文字が細かくて丁寧


工藤ノリコさんは漫画も書いているので、絵本にも漫画の要素があります。
見開きで「ドッカーン!!」のページの使い方に漫画家さんらしさが感じられます。イラストは細部まで描かれています。
例えば「パンこうじょう」では、フワフワな柔らかいタッチで描かれたパンはとても美味しそうです。パン屋さんの店内も値札まで細かく再現されています。



お店の看板の文字が「準備中」から「営業中」に変わったりと細かなところまで見て楽しめます。
ノラネコたちの顔もシリーズが進むにつれて目が大きくなっています。より表情が豊かになりますね!


左:パンこうじょう、右:ピザをやく



「ノラネコぐんだん おすしやさん」から変化しています。
ノラネコぐんだんシリーズはパンどろぼうが好きならおすすめ!


どことなく似ているパンどろぼうとノラネコぐんだん。両作品とも読みましたが共通点はこんな感じです。
- どちらも大人気!ユーモアな絵本が好きな子におすすめ
- 対象年齢は3歳くらいから
- 絵のテイストや一作目がパン屋さんなのも同じ
どちらも大人気!ユーモアな絵本が好きな子におすすめ
パンどろぼうは、シュールな絵柄とユーモアな作品です。ノラネコぐんだんも悪さをするネコたちがユーモアな作品ので、面白さを絵本に求めている子どもは好きだと思います。



ノラネコぐんだんは昔読んだ「11ぴきのねこ」とも似ていると感じました。
対象年齢は3歳くらいから
ストーリーがあるので大人が読み聞かせをするのであれば、お話が理解できる3歳くらいからがより面白いと思います。
子ども自身が1人で読むのなら、4歳から5歳くらいのカタカナまで読める年齢がおすすめです。
絵のテイストや舞台がパン屋さんなのも同じ




初めの舞台はパン屋さん。どちらも悪さはするけど、注意されたら素直に謝るキャラクターでお手伝いするところも可愛いです。
絵も何となく似てる気がしませんか?同じパン屋さんの絵を並べてみました。絵は工藤ノリコさんの方が可愛いタッチだと思います。一方で柴田ケイコさんの絵は愛嬌があります。
ノラネコぐんだんの絵本12作品のあらすじ紹介


オチは同じなのですが、面白さが作品によって違います。食べ物ネタが多いので子どもさんの好きな食べ物で選ぶのもいいかなと思います。



我が家では初期作品の方が面白かったと言う話になりました。初めの方がストーリーが分かりやすいです。
- ノラネコぐんだんパンこうじょう
- ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ
- ノラネコぐんだんおすしやさん
- ノラネコぐんだんそらをとぶ
- ノラネコぐんだんアイスのくに
- ノラネコぐんだんおばけのやま
- ノラネコぐんだんカレーライス
- ノラネコぐんだんケーキをたべる
- ノラネコぐんだんラーメンやさん
- ノラネコぐんだんうみのたび
- ノラネコぐんだんぺこぺこキャンプ
- ノラネコぐんだんピザをやく
2024年時点での絵本は以下の通りです。毎年新しい作品が出ています。順番に見ていきます。
1.ノラネコぐんだん パンこうじょう


最初の作品です。夜中にパン工場に忍び込んでワンワンちゃんの真似をしてパンを上手に作ってしまうノラネコぐんだん。窓からじーっと見てるのは、いつも作り方を真似するためなのです。
ギフトブックがあります!


2.ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ


「汽車かっこいい」「乗ってみたい」そう思ったらすぐにやってしまうノラネコぐんだん。ワンワンちゃんの目の前で、汽車に乗って行ってしまいます。
石炭の代わりにあるものを入れてしまいます。大人なら途中からどうなるか読める作品です。
ギフトブックがあります!


3.ノラネコぐんだん そらをとぶ


無人島のお話です。勝手に乗った飛行機の操縦までしてしまいます。しかしその飛行機には燃料がなくて…!
いつもとは少し違うたくましいノラネコぐんだんのお話です。
4.ノラネコぐんだん アイスのくに


冒険するお話です。いつものようにアイスを一から作るんじゃなくて、アイスの国があるのが面白いです。大ピンチに陥るノラネコぐんだん。助けてくれたペンギンのために勇敢に立ち向かう姿も見られます。



シリーズの中でも人気の作品です。
フィギア付きのミニ絵本があります。


5.ノラネコぐんだん おすしやさん


子ども達が大好きな回転寿司にノラネコぐんだんも興味を持ったようです。コッソリ回転寿司に細工をしてしまうノラネコぐんだん。ノラネコぐんだんらしい作品。細工に気づかないワンワンちゃんが不思議です。
6.ノラネコぐんだん おばけのやま


お団子屋さんのワンワンちゃんのお店に忍び込んで勝手に作りますが、竜巻で飛ばされてしまいます。おばけの正体とは?
たくさん作ったお団子が食べられなかった可哀想なノラネコぐんだんです。
7.ノラネコぐんだん カレーライス


いつものようにワンワンちゃんの真似をしてカレーを作ったノラネコぐんだん。しかし背後に目を光らせている存在が…!
トラ柄にされてしまうノラネコたちがかわいいです。
8.ノラネコぐんだん ケーキをたべる


舞台はケーキ屋さんです。アリにビームを出されて小さくなったノラネコぐんだんの、いつもとは少し違うストーリーです。
たまに現実的ではない設定なのが楽しいですね。マーミーちゃんのお話です。
9.ノラネコぐんだん ラーメンやさん


イマイチ話が分かりづらいです。頑張って戦って人助けをしたのに結局怒られるノラネコぐんだんに子どもはイマイチな反応でした。ラーメンの魅力があまりない気がします。



子どもにはお話が分かりづらいようです。
10.ノラネコぐんだん うみのたび


ワンワンちゃんはクルーズ船まで所有してるのかと驚きます。ノラネコぐんだんはコッソリついて行き侵入成功と思いきや、なんと宇宙人と遭遇します。絵がとてもキレイだなと思いました。10周年記念作品。
11.ノラネコぐんだん ぺこぺこキャンプ


ワンワンちゃんがお休みの日にキャンプをしています。オフの日にもノラネコぐんだんに付きまとわれて気の毒ですね。
マーミーちゃんのピンチをノラネコぐんだんが救います。
12.ノラネコぐんだん ピザをやく


シリーズ最新作です。海辺のリゾートでわんわんちゃんがピザ屋さんをしています。ワンワンちゃんが配達に出かけたすきに勝手に忍び込むノラネコぐんだん。案の定、ピザ窯がドッカーンっと飛んで行きました。
実はワンワンちゃんが配達しようとしていたお客さんは意外な人物で…。
ノラネコぐんだんあらすじ紹介、パンどろぼうが好きならおすすめのまとめ
以上、ノラネコぐんだんシリーズの絵本について紹介させていただきました。


- 毎回展開が同じだけど楽しい
- 起承転結がある
- 絵本の対象年齢は3歳くらいから
- パンどろぼうが好きなら面白い絵本
- 11ぴきのねことも少し雰囲気が似ている
- シリーズは毎年出ていて12作品ある
- 初めの作品の方がわかりやすい
- 食べ物が登場する作品が多い
- ノラネコぐんだん以外のキャラクターも魅力的
別に悪さをしようと思ってではなく、本能のおもむくままに進むネコたちが何をやらかすのか楽しみです。
面白い絵本が好きな子どもさんはぜひ読んでみてほしいです。最後まで読んでいただきありがとうございます。