子どもが図書館で見つけた外国のお話で、くまのぬいぐるみと女の子の物語です。寝る前の絵本の読み聞かせにぴったりな優しいお話でほっこりできます。
大好きなぬいぐるみのお友達がいる子どもさんなら、きっと好きになるお話です。
- くまのコールテンくんについて
- 5作品のあらすじ紹介
- 絵本を読む順番がある
「くまのコールテンくん」について

- アメリカのロングセラー絵本
- 対象年齢は3歳から
- くまのぬいぐるみと女の子の友情のお話
- 最後はハッピーエンド
アメリカのロングセラー絵本
1968年に発表されたアメリカの作家ドン・フリーマンの代表作です。
「くまのコールテンクくん」は日本で1975年に出版されました。2025年に50年となるロングセラー本です。

1970年代と言えば日本ではこぐまちゃんの絵本が発売された頃です。
絵本の対象年齢は3歳から
ストーリーを読み聞かせになるので、3歳後半くらいから面白くなるのではないかと思います。
我が家の娘は4歳でこの絵本が好きになりました。
くまのぬいぐるみと女の子の友情のお話
くまのぬいぐるみとお友達のリサの心温まるお話です。大切にしていたぬいぐるみとの昔を思い出す懐かしいお話です。
主人公はくまのぬいぐるみのコールテンテンくん。好奇心旺盛で純粋なキャラクターです。たまに行方不明になってしまいます。
リサはコールテンくんと大の仲良しの優しい女の子。いつもコールテンくんと一緒です。
最後はハッピーエンドでほっこり
コールテンくんがいなくなってハラハラする場面もありますが、最後はハッピーエンドです。
コールテンくんも悪さをしようとしている訳でもないので、「よかったね!」と言える終わり方なので温かい気持ちになれます。寝る前の読み聞かせにピッタリのお話だと思います。
くまのコールテンくんシリーズあらすじ紹介


シリーズは全5作あります。出会いのお話から読むことをおすすめします。
リサと出会うお話
- くまのコールテンくん
- コールテンくんのクリスマス
出会ってから冒険するお話
- まいごのコールテンくん(くまのコードリーまいごになる)
- コールテンくんのポケット
- コールテンくんステージに立つ
①くまのコールテンくん
主人公は誰かに買ってもらいたいくまのぬいぐるみのコールテンくん。
ある日リサという女の子が気に入ってくれますが「ボタンが取れてるから」とお母さんに買ってもらえませんでした。
しかし次の日、リサはおこづかいを持ってコールテンくんを買いに来てくれるのです。
リサとコールテンくんの出会いのお話です。
②コールテンくんのクリスマス
「くまのコールテンくん」のお話とは違う、クリスマスにリサと出会うストーリーです。
「服も着てないし名前もない」から誰からも欲しがってもらえないと思っていたくまさん。(はじめは名前がない設定でした)
クリスマスに誰かに買ってもらいたいクマさんがサンタさんに会うため、こっそり夜のデパートを探検します。サンタさんが名付けてくれたコールテンくんという名前。
着ていた緑の服の生地のコールテン(コーデュロイ)からそう呼んだだけでした。
物語は笑顔で笑い合っている二人で終わっています。
③くまのコードリーまいごになる
名前が違うけど同じ内容で「まいごのコールテンくん」という絵本があります。「くまのコードリーまいごになる」が先に出版されているようです。


リサのお誕生日が近いことを知って何か良いものをプレゼントしたくて探しに一人で出かけてしまうコードリーくん。
月をプレゼントしようと閃いて追いかけますが追いつけず、ついに迷子になってしまいます。
迷子になる動機がすでにかわいいですね。最後に大切そうにコードリーくんを抱きしめるリサが微笑ましいです。
④コールテンくんのポケット


こちらは舞台は夏です。
リサとコインランドリーに行って、自分の服にもポケットが欲しくなったコールテンくん。リサとはぐれてしまい一晩コインランドリーで過ごします。
粉洗剤を雪と思って喜んだり、濡れた洗濯物の中に入ってみたり、相変わらず好奇心の塊です。最後はポケットと名刺がもらえて、リサが迎えにきてくれました。
次に紹介する「ステージにたつ」と同様に、コールテンくんの好奇心旺盛さが楽しい作品です。
⑤コールテンくんステージにたつ


舞台は冬です。
リサと一緒に劇場にコンサートを見に行ったところ、リサがコールテンくんを落としてしまいました。そして間違えて舞台の裏方に連れて行かれるコールテンくん。リサの元に戻れるのでしょうか?
劇場での冒険が始まります。
リサのところに帰れない不安より、初めての劇場を見ようと必死です。最後は舞台に立ったコールテンくんのワクワクが伝わってきます。
こちらは日本では2024年出版なので一番新しい作品なのかと思います。
くまのコールテンくんは読む順番があるので注意


わ一話ごとでお話は終わっていますが繋がりがあります。全て読み聞かせをするのであれば順番通り読む方が子どもも分かりやすいのでおすすめです。
1番先に読む絵本は出会いのお話から
- くまのコールテンくん
- コールテンくんのクリスマス
リサと出会える絵本からまず読みます。「くまのコールテンくん」、「コールテンくんのクリスマス」どちらとも出会いのお話です。
「まいごのコールテンくん」は「くまのコールテンくん」の続き
図書館で借りた際、「まいごのコールテンくん」には「くまのコールテンくん」の続きと書いていました。



「コールテンくんのポケット」でもいいと思います。
「コールテンくんのポケット」と「コールテンくんステージにたつ」は繋がっている
「コールテンくんのポケット」でリサにポケットを付けてもらいました。「コールテンくんステージにたつ」では服にポケットが付いているため、この2つは繋がっています。
子どもならポケットが気になると思うので順番としては以下の通りになります。
- くまのコールテンくんまたはコールテンくんのクリスマス
- コールテンくんまいごになる
- コールテンくんのポケット
- コールテンくんステージにたつ
くまのコールテンくんのあらすじ紹介、優しいお話の絵本のまとめ
今回はかわいいくまのぬいぐるみのお話を紹介しました。
- アメリカのロングセラー絵本
- 主人公はクマのぬいぐるみ、コールテンくん
- お友達はリサという女の子
- シリーズは全5作品
- コールテンくんな好奇心旺盛
- ハッピーエンドで優しいお話の絵本
真っ直ぐで行動力のあるコールテンくんと優しくて友達思いのリサ、二人の仲良しをもっと見ていたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。