結婚して子どもが産まれてからもずっと賃貸物件で暮らしています。
ネットで「賃貸」と検索すると「賃貸 子ども かわいそう」などのキーワードが出てきました。
かわいそう?
気になって調べてみました。
今回は賃貸について語ります。この記事ではこのような事がわかります。
- 賃貸はかわいそうのか?
- 賃貸のメリット、デメリット
- 子どもと賃貸で暮らすこと
もし家の事で悩んでいる方がいたら、参考になればと思います。
賃貸はかわいそうなのか
先に結論から言うと、私はかわいそうだとは思いません。「賃貸がかわそう」は世間体の問題がほとんどではないでしょうか?
周りと違うからと他人軸で人と比べて生きる事の方ががかわいそうです。
色々見てみたら、かわいそうと言われる理由は大体以下のようです。
マイホームがいいという風潮
マイホーム=人生の目標、子どもがいるならマイホームという風潮があるように思います。
子どもも広くて綺麗なお家を見ると喜びますし、「こんな家に住みたい」と言われるとかわいそうになる気持ちもわかります。
私の妹はマイホームを建てた時、このように言っていました。
家で家族と過ごしている時に「これが幸せって事か」って思うよ
世間でも「借金」と聞くと悪いイメージですが、住宅ローンは当たり前ですよね。所得税にも住宅ローン控除があったりマイホームは国からも優遇されています。
しかし経理をしている私から見たら、ローンは全て負債の借入金勘定なのでなんか不思議です。
お金だけの話ならマイホームはリスクのある買い物だと思っています。
狭いから子ども部屋がない
この問題は持ち家でも狭ければ子ども1人に部屋はないとは思います。
私の実家は持ち家でしたが、兄弟で同じ部屋でした。ケンカした時は気まずいので、その時は自分の部屋が欲しかったです。
友達も普通に呼んでいました。家で遊ぶ時はゲームや漫画を読むだけなので特に部屋がないことは気になりませんでした。
騒音で気を使う必要がある
2階以上の賃貸アパートに住んでいるときに気になる話です。
私は現在2階以上の物件に住んでいて、騒音には1番気を使います。子どもにも夜は走ったりしないように注意しています。
でも騒音を気にするのは人と共存する事においては当たり前の事だと思います。
賃貸のメリット
- 柔軟に引越しができる
- 修繕などメンテナンス費用がかからない
- 固定資産税がかからない
- 家の処分に困らない
- 地震の問題がない
柔軟に引っ越しができる
移動が簡単にできるのは賃貸の最大のメリットです。
私自身「就職」「結婚」によって住む場所を変えてきました。独身の頃は好きな場所を見つけて住み、結婚したらファミリー層がいる場所に住み替えました。
今は2LDKですが、子どもが思春期になる頃までには3LDKに引っ越しを検討しています。そして子どもが巣立って夫婦だけになったら1LDKでもいいなと思います。
ライフスタイルによって家が変えられるのは賃貸の魅力です。
修繕などメンテナンス費用がかからない
「経年劣化」により生活していて発生した修繕は別途かかりません。
例えばソファを置いていた床の凹み、壁の色の変色などです。今の物件は壁に時計を設置する時の穴も問題ないとの事でした。
もちろん「原状回復」として故意に破損したものに関しては請求される事もあります。引っ越しで家具をぶつけて壁が剥がれたなどは入居者の修繕費です。
固定資産税がかからない
年4回の固定資産税は地域によって違いはありますが家計の負担になります。
賃貸物件は固定資産税はかかりません。不動産取得税ももちろんありません。
家の処分に困らない
空き家で置いておくと倒壊などの様々なリスクと税金もかかります。
「自分が建てた家を子どもに住んでもらいたい」と言われても、子どもからしたら迷惑になる事もあります。
現に主人の実家を相続することになっていて迷惑しています。私の実家も両親が他界すると誰も住む予定がなく売れる場所でもないため、どうするか悩んでいます。
賃貸なら相続や家の処分に悩む事もありません。
地震の問題がない
地震で家が倒壊する可能性が高いので持ち家はリスクがあります。
私が住んでいる高知県は南海トラフ地震で大きく影響を受ける予想がされています。
建物の倒壊、地盤沈下によりローンが残ったままマイホームを失う可能性が高いため、賃貸を選ぶ事でリスク回避になります。
賃貸物件のデメリット
住んでいてデメリットに思う事はあります。
- 家賃はかかり続ける
- ペットは飼えない事が多い
- 内装が変えられない
- 人間関係は希薄
家賃は毎月かかり続ける
マイホームはローンが完済すれば終わりですが賃貸はそこに住む限りは支払いが終わりません。
これはよく分譲マンションのチラシとかにも書いてる文句ですね。
しかし資産になるからマイホームが絶対お得では決してないので、自分の希望をしっかり把握して、どちらが良いかを選ぶべきです。
家は必ず劣化します。でも幸せはお金だけじゃないし、難しい問題です。
賃貸では、家賃が生活を圧迫しないように余裕を持っておく事が大切です。
毎月の家賃の他にも更新料や家賃や駐車場代の値上げもあります。
家賃の値上げは最近の物価上昇の関係で管理会社から要望はありましたが、お断りしました。
ペットが飼えない事が多い
「ペット可」の物件はありますが限定的な「猫はダメ」、「小型犬ならOK」と指定がある事もあります。大型犬はどこでも無理だと思います。
私の中ではこれが一番のデメリットです。
子どもに「ペットが欲しい」と言われても諦めてもらう事になります。
内装が変えられない
勝手に手すりをつけたり壁を変えたりする事はできません。
内装に特別なこだわりがあるのなら賃貸は不向きです。
子どもにも壁に落書きしたりしないように教える必要があります。
人間関係が希薄
マイホームよりは隣の人との関係が希薄になります。隣の人の名前も知りません。
挨拶程度はするようにしています。
子ども同士で仲良しの子が出来ても引っ越しでいなくなる事も多いです。
近所付き合いがないことをメリットとも思えますが、子どもの見守りの意味ではデメリットになると感じます。
子どもと5年間、2LDK賃貸で暮らしてみて
現在は50平米ほどの2LDKで、夫婦と5歳女の子、0歳男の子の4人家族です。
子どもが小さいうちは問題ない
子どもが小さく同じ部屋を嫌がらないうちは問題ないと思います。
しかし思春期になったら異性の兄弟と同じ部屋は嫌でしょう。今は私と子ども2人が同じ布団で寝ていますがこれもいずれはなくなります。
私は持ち家でも自分の部屋がなくて憧れました
5歳差なので上の子が高学年の時に、下の子はまだまだ落ち着きがなくストレスになると思います。
騒音トラブルに対する工夫
軽量鉄骨のアパートの2階に住んでいるため、騒音には気を使います。
軽量鉄骨造は鉄筋コンクリート造に比べると階段を降りる音や子どもの声が響きやすいです。
床には厚手のジョイントマットを敷く、防音カーテンを付けるなど最低限の工夫はしています。
ファミリー層がいる賃貸を見つけるとトラブルになりにくいと思います
下の階の方や隣の方とのコミュニケーションをとる事も大事です。
子どもが産まれた時は「泣き声がうるさいことでご迷惑をおかけします」など会った際に簡単に挨拶をしておくことをおすすめします。
わざわざ家にまで行く必要はないと思います。出たくない人は出てくれません。
子どもにとってはここが家
娘は生まれてからずっと5年間、今の賃貸で暮らしてきました。
以前物件探しに連れて行った時も喜んでいましたが帰ってくると、
やっぱこのお家が好き!
と言ってくれました。
子どもにとっては広い家より住み慣れた家の方が愛着があるんだなと思ったことです。
いつか賃貸なんか嫌だと言われる日が来るかもしれません。それはそれで楽しみです。
でもニトリの勉強机を置きたい夢があるので、「今の家では無理だよ」と話しています。笑
まとめ
以上、賃貸で子どもと暮らすのはかわいそうか考えてみました。
たまたま賃貸を検索していて出てきたので気になっただけで、私自身は家は賃貸がいいと思っています。
賃貸で育った子どもたちは将来マイホームを建てるのかな?と遠い未来の事を考えて楽しんでいます。
どちらにせよ、人の意見に流されるのではなく自分がどうしたいのかを大切にして欲しいです。
これからお家を探される方や賃貸に興味がある方の参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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